Zendesk Support のチケットデータをCSVでエクスポートできるアプリを試してみた
こんにちは、ゲームソリューショングループの入井です。
Zendesk Supportに保存されているチケット等のデータの一括エクスポートが必要という状況はよく発生すると思います。
たまに必要になる程度ということであれば、Web APIを活用することで大抵のデータは取得可能です。
しかし、定期的なデータ取得が必要で、更にその操作を行う人員がWEB APIの扱いに慣れていない場合、APIからのデータ取得をGUIで簡単に行えるフロントエンドの開発の検討も必要になってきます。しかし、いくらフロントエンド開発が手軽になってきた昨今でも、開発や運用のコストがゼロになるわけではありません。
また、Zendeskの標準機能でエクスポートすることも可能ですが、出力フィールドを選択できなかったり、細かなフィルタリングができなかったり、データの受取りがメール経由に限定されるなど、凝った用途には不向きです。
こういった状況の解決手段として、簡単な操作でZendeskのチケットデータ等をエクスポートできるマーケットプレイスアプリがあります。
Exporterの紹介
こちらのマーケットプレイスアプリを導入することで、Zendesk Supportの管理画面からCSVをエクスポートすることが可能になります。
公式以外の第三者が開発したマーケットプレイスアプリというとサポートについての不安が出てきますが、こちらのアプリはZendesk公式パートナーの会社が開発したものであり、以下の公式サイトにある通り様々な大手企業で使用されている実績もあるため、基本的には安心して使用して良いでしょう。
導入の際、無料版か有料版かを選択できます。チケットのCSVエクスポートのみが目的なら無料版で基本的に問題ありませんが、細かな制限もあるので次の項目で説明します。
Free版ではチケットデータのCSV出力のみ可能など制限あり
Exporterを導入すると、Support画面の左メニューの下側に専用のボタンが追加されます。こちらをクリックすることで、Exporterの管理画面にアクセスすることができます。
画像の通り、Free版ではチケット以外の項目が選択できないようになっています。その他にも制限があり、まとめると以下のような形です。
- チケット以外のエクスポート不可
- 細かな検索クエリや日付範囲指定不可
- JSON/XMLエクスポート不可
- 出力設定の保存不可
ただ、検索についてはカスタムビューによる絞り込みが可能なため、標準のエクスポート機能よりは細かいフィルタリングができます。
また、下の画像のように出力するフィールドやその順番を指定することができます。
まとめ
ZendeskのチケットデータをCSV出力できる外部アプリについてご紹介しました。
無料版では様々な機能制限がかかっているとは言え、チケットデータのCSVが必要なだけなら特に問題なく使用可能でしょう。また、有料版も月額$49からとあまり高価でもないので、チケット以外もGUIから手軽にエクスポートしたいのであれば、導入を検討してみても良いでしょう。